まとまった文章を書きたい期が~来た!
最近なにかをつくりあげることができない期が続き、どんどんつくることへの苦手意識が増す一方なんで、まずは短いブログ記事なり、なんかしら一個のモノを完成させる経験を積まねばなと思う次第です。
書きます。
…とブログの下書きにしたためていたときから80日以上経っていました。どうして。
完成しないものをため込むのは気持ち悪いので、一本エントリを書き上げた勢いで、もう一本出してしまいましょう。
頻繁にツイキャスなどで話していますが、好きな音楽の話をば。
ネクライトーキーというバンドがいいよ!
ネクライトーキーは、いろいろ嫌になった心に効くぜという話をする。
といっても私はライブにも行ったことがないドにわかもドにわかなので、お手柔らかにお願いしますね。何卒…
ネクライトーキーというバンドがいまして。
YouTubeのコメントでは、「マンションの同じ階の住民をランダムで集めたバンド」とか「脅して連れてこられたハム太郎が物騒な歌詞歌わされてる」などと言われています。
魅力をざっくり説明すると、キュートな声のボーカル、ポップでたのしいメロディとネクラ全開の歌詞の食い合わせを楽しむ、後ろ向きに前向きな音楽という感じか。
それだけいうと、コンセプトとしてはありがちに聞こえるかもしれないのですが、ネクライトーキーはしみじみと良いのです。
朝日(石風呂)さんに救われてきた10年でした
ネクライトーキーの曲はだいたいギターの人が書いています。朝日さん。
彼はもともと「コンテンポラリーな生活」というバンドで活動しており、その傍ら、2010年より”石風呂”名義でボーカロイド楽曲も発表しはじめました。
この曲が一番有名かな? 私も今から10年程まえ、この曲でボカロP・石風呂にハマったひとりです。
で、実はまさにこの「ゆるふわ樹海ガール」の“歌ってみた”をアップしていた、現・ネクライトーキーのボーカル(もっさ氏)に朝日氏が声をかけ、バンド結成と相成った…という流れがある。
「ボカロ”発”」というと語弊があるが、ガッツリ経由はしてるバンドなのです。
朝日さん(石風呂さん)の曲は、音楽としてもキャッチ―で痛快で本当に良いんですけど(音楽の詳しいことはなんも知らんのでふわっとしててごめん)、
歌詞のね、後ろ向きな人間(自分)を突き放すでもなく、かといって全面的に受け入れるでもなく、さらりと受容するような感じが大好き。
上の「ゆるふわ樹海ガール」でいうと、こんな詞とか。
とうにぬるくなった ジュース飲んだときの
あの感覚だって 味であるはずなんだ
同じようなことを歌ってるのかな、という詞でこんなのも。
終電逃しちゃって 始発を待つような
そんな時間、好きじゃ駄目かな
(「夕暮れ先生」より)
他にも挙げていくときりがないんですが……良いでしょう。良いよね?
で、その朝日節はネクライトーキーでも健在。
私が聴くたびに泣いてしまう曲が、メジャーデビューアルバム収録の「夢見るドブネズミ」。
曲もMVもめちゃかわいいね。
歌い出しでもう泣いちゃうんですよね。長いけど引用させて。
歩く、止まる、往来や
犬や駅の広告が
ムカつくほどに大袈裟だった
だけなんだ
しかしあれだ、意外だが
これはこれで落ち着くんだ
僕がここで野垂れ死のうと
誰も見ないから
動画再生してもらうと分かる通り、メロディはめっちゃ明るいし軽い。
でもギャップというよりは、やっぱりこのノリで歌われるべき感情だと思うんです。「わかるなあ~~~」「わかってもらっているなあ」と思って、聴くたびに泣いてしまう。
……ここから「気になっていく」「ふざけてないぜ」など染みる曲の歌詞を挙げていこうと思ったが、「わかるんだよなあ」「わかってくれてるんだよ」「良い」しか言えないことに気付いたのでやめる。
とにかく朝日さんという人の言葉選びと目線は良い。
ボーカル・もっさはただのハム太郎じゃない
いきなり悪口みたいだが、そんな朝日さんがわざわざ声をかけたボーカル・もっさ氏がとても魅力的。
正直、ボカロPとしての石風呂さんの楽曲が好きだった私なぞは、最初に彼女の歌声を聴いたとき「確かにかわいいけど…」「なんか……そういうことではないなあ…」と思ったものでした。ボカロのほうは平坦・平熱、真顔の女の子が歌っている感じだったので。
でも、公開されていくネクライトーキーの楽曲に触れるたび、どんどんその魅力に惹かれていったのです。というか何様目線ではありますが、歌、どんどんうまくなってないですか?!?!
陳腐な表現しかできないけど、魂が・・・・・・・・・・・・
こちらは石風呂名義の名曲「夕暮れ先生」のセルフカバーですが、泣くじゃんね、こんなの。
ちなみに「MEMORIES」というアルバムでもカバーしてますのでぜひ聴いてほしい。
いかがでしたか?(力技)
今の私にはこれ以上の説明や分析はちょっとアレなので、とにかくネクライトーキーの名前だけでも覚えて帰ってくださいね。
かつてボカロに触れていて、「石風呂」の曲を聴いていた方でも、意外に知らない方がいるみたいなので、ぜひ届いてほしいなあと(セルフカバーアルバムを2枚出してて、多くの名曲をリメイクしているのです。全部良いです)。
↑ここが一番有意義な情報だったので、過剰に目立たせることにしました。
ささくれでした。
次回は「大好きなのになぜか悪口しか言えないアーティスト」こと煮ル果実のプレゼン・・・ができたらいいな。